「理不尽な指導は一種のマインドコントロール」
- 代表
- 2019年2月19日
- 読了時間: 5分
こんにちは
今回は、読んでいる記事で気になったものを抜粋させていたきました。
指導者として、「んー確かに・・・」と思うことばかり。
以下、小谷野拓夢さんの記事です。
①理不尽とは
理不尽な指導について議論する前に、理不尽とはなんぞや?というところから入りたいと思う。
理不尽とは「物事の筋道が通らないこと、道理に合わないこと」と一般的に解釈される。
簡単に言うと「無茶苦茶」である。 一つずつ分解していこう。理は「理論」、不は「否定」の意味がある。そして尽は「尽くす」こと。つまり、「理論を否定することに尽くす」のが理不尽である。 研究によって最新のトレーニング理論が次から次へと生み出されている。
しかし、そういった理論に反した指導をすることで選手を支配しようとするのが「理不尽な指導」だとここでは定義したい。
②理不尽な指導はマインドコントロールである
そもそもはじめから「理不尽な指導」をしたい指導者はいるのだろうか。私はいないと思う。
しかし、理不尽は起こる。それはなぜか。あくまで推測だが、以下の現象が起こるからだと考える。
誰しもサッカー指導が全て上手くいくわけではない。必ず障壁にぶつかることがある。
そのときに選手は指導者に不信感を抱く。
「この人の指示に従っていいのか」そんな気持ちを選手は抱く。
それを察知した指導者は2つの道に分かれる。

1つが自分の能力不足を知り、サッカーを学ぶ道だ。
ありがたいことに現代社会はネットワークの発達により、海外の情報が簡単に得やすくなっている。そのため、この道を選択した人は努力次第で能力を引き伸ばすことができる。
問題は2つめの理不尽な指導で支配する道を選んだ指導者である。
実際、選手を従わせるのに理不尽はもってこいの手法なのだ。
罰走や体罰が好きな選手がいるわけもなく、それを与えられた選手は「従わないとまたやられる」と思い、指導者に従わなくてはならない状況に追い込まれる。これだ。
この瞬間に指導者は理不尽によって選手をマインドコントロールしているのだ。
無論、選手が楽しんでプレーすることはなくなる。
そして、理不尽が選手を導く簡単な手法だと味を占めた指導者はいつまでも繰り返す。
自分の指導能力の低さに気づかないまま。
この2つの道を選択するときに鍵となるのが、自分が選手時代に(サッカー以外のスポーツも含む)理不尽な指導を受けたかどうか、また受けてどう思ったかだ。
もし理不尽な指導を受け苦しんだのであれば、その指導者は理不尽をしないはずだ。
問題は理不尽な指導を受けたにもかかわらず、それのおかげで成長したと思い、指導者になった時も、理不尽を繰り返すことである。
後者のパターンが今の日本では多く見られるのではないだろうか。
罰走や体罰など理不尽な指導による精神的苦痛は本当に耐えがたい。
ではそれに従い続けた選手はどうなるのだろうか。
③理不尽は選手生命を終わらす
理不尽を受け続けた選手はサッカーをやる理由が狂い始める。
本来サッカーをする理由というのは、楽しいから・プロになりたいからというのが自然である。
しかし、理不尽を受け続けると、その気持ちは徐々に薄れていく。
そして「罰走や体罰から逃れるため」にサッカーをするようになる。

その心情に陥った選手は、理不尽な指導という拘束から解かれたとき、つまりそのチームを離れると同時にサッカーを引退する。
なぜならサッカーがしたくてプレーしていたのではなく、理不尽な指導を受けないためにプレーしていたからだ。
そんなチームに多いのは「早く引退したい」と思っている選手だ。
「早く引退して○○したい」などを発言している選手がいるチームは要注意である。 また途中でドロップアウトする選手もいるだろう。
理不尽な指導に耐え切れずに途中でチームを去るケースだ。
そして過去には、選手が命を絶つことだってあったはずだ。
これらのことから理不尽な指導によってマインドコントロールされた選手は、選手生命が短くなると予想している。
つまり、理不尽は選手生命を終わらす。そう考えている。
④まとめ
これまで述べてきた現象は実際に読者の身の回りに起きているのではないだろうか。
理不尽な指導に対し、選手が問題提起することは不可能に近い。
周囲にいる大人がどうか選手を救ってほしい。
そして未来の日本サッカーのために。
以上。
という内容です。
厳しさも必要ですし、少しの理不尽もあっても仕方ないとは思います。
ただ、子どもの心があってのこと。
「勝ちたい」「上手くなりたい」「負けたくない」・・・これを植え付けて、良い方向へコントロールできれば指導者がどんなトレーニングをしても、向上していくと思います。
→大人が押し付けることはまず論外、子ども自らで感じていくこと。
そこに成功体験や承認、楽しさがあればの話ですが・・・。
「試合に出たくない」「つまらない」「楽しくやりたい」・・・これが子どもの口から出てきてしまったら、何らかの問題が指導者にあるということ。
信頼関係?練習内容と実践(試合)との相違?尊敬できる人間性?
理由はたくさんあると思いますが、この状態だと、どんなトレーニングをしてもプラスには動くことはほぼ皆無です。
ゴールデンエイジ(即座の吸収)の時期やもう戻ることのできない少年期を大切に過ごして欲しいですし、そういった場を私は作りたいと思っています。
んー・・・
私も、もっともっと勉強して指導の幅を広げていこうと思います。
〜エル マルカ〜【自分がブランド】
一人ひとりが主人公、自分のブランド価値を高めていこう!
Kommentarer